ART & CRAFTS
紬織-村上良子のわざ-
Tsumugi Silk Weaving: The Art of Murakami Ryōko
2024年 / カラー / 32分
企画 文化庁
紬織は古くから日本各地に伝わる絹織物である。江戸時代以降、一般庶民に広く着用され、素朴な普段着として親しまれてきた。近年は芸術的な価値が高められ、現代的な感覚溢れる個性豊かな作品が生まれている。
紬織の代表的な作家の一人である村上良子は異なる色の緯糸(ぬきいと)を交差させながら文様を描いていく「綴織(つづれおり)」という手法を駆使し、これまで縞や絣が主流だった紬織の世界に絵画的表現を持ち込むことに成功した。
身近にある草木、野山の景色、そして四季の移ろいから受け取る心情を植物染料による美しい色糸で織り上げる村上はその高度な技術と斬新な意匠の作品によって、平成28年「紬織」の分野で国の重要無形文化財保持者に認定された。
本編では新作「紬織着物 月あかり」の制作工程を追う。
秋の月を題材に、意匠構想から多様な植物を原料とした糸染め、製織、仮縫いに至るまで、全てを一人でおこなう村上の手仕事を丹念に記録した。
文部科学省特別選定
優秀映像教材選奨(教育映像祭)教育映像教養部門 最優秀作品賞(文部科学大臣賞)
映文連アワード2024 ソーシャル・コミュニケーション部門優秀賞
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