ART & CRAFTS
『瀬戸黒-加藤孝造のわざ-』
Setoguro: The Art of KATO Kozō(37分)
企画 文化庁
瀬戸黒とは、志野、織部、黄瀬戸とともに、桃山時代の美濃で特殊な技法によって焼かれ始めた茶陶である。窯の温度が上がり、釉薬が溶けたのを見計らって、長いはさみを使い、窯から引き出す。そこから「引出し黒」とも呼ばれる。
重要無形文化財「瀬戸黒」の保持者である加藤孝造は、桃山時代の穴窯「美濃大窯」とほぼ同じ大きさと構造の窯を築き、作陶を続けてきた。しっとりとした艶のある黒い肌、風格のある形、穏やかな佇まい。手回しのロクロで土は形になり、吹き出す炎の中から、加藤でしか表すことのできない”黒の世界”がうまれてくる。桃山以来400年の伝統を育み続けた美濃の歴史を、渾身の力で受け継いだ加藤。その真剣勝負とも言える技を伝える。語りは余貴美子。
文部科学省特別選定
第89回キネマ旬報ベスト・テン文化映画第3位
個人版DVDのご購入はこちら → 【桜映画社ONLINE SHOP】
※ライブラリー版DVDのご購入につきましては【CONTACT】よりお問い合わせください。
※16mmフィルムの価格につきましては【CONTACT】よりお問い合わせください。