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敗血症 -その発症過程と治療-
1997年 / カラー / 18分
化学療法など医療の高度化に伴い、低免疫状態での感染症の危険が増している。この映画では抗がん剤の投与により腸管の感染防御のバリアーが壊され、感染菌が血液中に入り増殖し敗血症に至るプロセスを顕微鏡下にとらえた。また抗生剤によって血中の感染菌が…
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運動を支える -関節軟骨の世界-
1996年 / カラー / 20分
日常の滑らかな運動を支えるのは、骨の先端を覆う関節軟骨と関節液である。関節軟骨層は弾力性を持ち、関節液中のヒアルロン酸は粘弾性という性質を持ち、協力して関節の潤滑を保っている。そうしたヒアルロン酸の特徴を実験によって見せるとともに…
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がん細胞 -微小管からのアプローチ-
1996年 / カラー / 15分
生命活動の基本である細胞分裂において重要な役割を果たすのが微小管である。この微小管の姿と働きを、ヒトのがん細胞で克明に捉えた。またこうした細胞分裂を阻害することでがん細胞の増殖を止め、がん細胞を死に向かわせる抗がん剤の作用を顕微鏡下に…
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糖尿病性腎症 -その病態と治療-
1995年 / カラー / 20分
糖尿病の合併症の最終像である糖尿病性腎症は自他覚症状が少なく、加速度的に進行するため早期発見が重要である。その進行による病態の変化と診断、治療としての血糖値、血圧のコントロール、食事療法、透析導入について解説する。
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アポトーシス -細胞の「死」から生命を考える-
1995年 / カラー / 18分
個体の発生の時期、胎児の手ができる過程では骨と骨との間の細胞がみずから死を選ぶことにより指が形づくられる。近年多くの研究者が注目している細胞死「アポトーシス」の現象を…
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生命を支える 血液幹細胞
1994年 / カラー / 23分
私たちの体を守り維持するために欠かせない赤血球や白血球は、すべて幹細胞から生まれる。多くの謎に包まれた血液幹細胞の姿を探求し、また多種多様な血球への分化していくプロセスを顕微鏡撮影により興味深くとらえる。
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肝類洞壁細胞の世界 -肝炎・肝硬変をめぐって-
1993年 / カラー / 25分
近年、肝臓の微細構造や細胞の機能が明らかになるにつれ、この臓器が人体の免疫に中心的な役割をも担っていることがわかってきた。肝炎・肝硬変の発生や進行に肝臓の毛細血管を構成する…
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輸血 -自己血輸血までの歩み-
1993年 / カラー / 20分
救急・救命に不可欠の治療法として医療を支えている「輸血」。その輸血の歩みをたどり、感染症や副作用等の危険のない、より安全な輸血医療として近年注目されている「自己血輸血」について、わかりやすく紹介する。
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赤血球をつくる(改訂版)-エリスロポエチンを追って-
1993年 / カラー / 25分
赤血球産生調節因子であるエリスロポエチンが、遺伝子組み換えの技術によって医薬品として開発され、腎性貧血の治療に役立つまでを、血球産生をとらえた貴重なミクロ撮影をまじえて描いた作品。
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老化と癌 -発癌の予防を考える-
1993年 / カラー / 18分
老化による免疫能の低下は癌を多発させる。癌の化学療法や放射線療法に伴う免疫能の低下もまた、癌細胞の発生を許してしまうことがある。老齢マウスを用い癌細胞の肺転移と腫瘍形成の姿をとらえ、発癌と免疫能の関係を解明し、癌予防への手がかりを探る。