昭和30年代の日本・家族の幸福 2.親子編
2006年 / モノクロ / 154分
昭和30年代の家族のこころ、きずな、愛情を当時製作した中篇映画の中にみる。高度経済成長の過程で失ってきた日本人らしい人情や温かさ、生真面目さに溢れる作品群をDVDに収録。
各作品に、製作当時のニュース映画を収録。
3社共同企画製作(記録映画社、日本映画新社、桜映画社)
「小さな町の小さな物語」
(昭和35年 / 39分)
中山道沿いの小さな町に薬局を開く夢を持つ薬剤師一家。妻には文句を言われながらも、人の良い亭主は死別した妹親子、弟の子どもたちと次々と引き取ってしまう。子供と夢に向かって明るく生きる家族。
「風光る日に」
(昭和36年 / 55分)
一年に一度山深い温泉宿に来るお客。同じ時、宿の中学生の娘に心のこもった誕生日プレゼントが毎年届く。娘が修学旅行で上京して、その送り主を訪ねると、その正体が明らかにされる。終戦の混乱が生んだ物語。
「現代家族」
(昭和37年 / 48分)
戦後の混乱期に懸命に生きた母子家庭に娘の結婚話が影を落とし始めた。養子を迎え親と同居か、親は老人ホームかの選択を迫る…家族制度の崩壊は家族にも終わりがあることを意味していた。
以上3作品のほか、ニュース「それでもアイクはやって来る」「物に追われる郵便屋さん」「お盆を迎えた老人の島」 を収録。
≪各編≫
DVD 個人版: 4,800円(税別)
≪全3編セット≫
DVD ライブラリー版: 54,000円(税別)