瀬戸黒 -加藤孝造のわざ-

瀬戸黒 -加藤孝造のわざ-

Setoguro The Art of KATO Kozo
2014年 / カラー / 37分
企画 文化庁

 

瀬戸黒とは、志野、織部、黄瀬戸とともに、桃山時代の美濃で特殊な技法によって焼かれ始めた茶陶である。窯の温度が上がり、釉薬が溶けたのを見計らって、長いはさみを使い、窯から引き出す。そこから「引出し黒」とも呼ばれる。
重要無形文化財「瀬戸黒」の保持者である加藤孝造は、桃山時代の穴窯「美濃大窯」とほぼ同じ大きさと構造の窯を築き、作陶を続けてきた。しっとりとした艶のある黒い肌、風格のある形、穏やかな佇まい。手回しのロクロで土は形になり、吹き出す炎の中から、加藤でしか表すことのできない”黒の世界”がうまれてくる。
桃山以来400年の伝統を育み続けた美濃の歴史を、渾身の力で受け継いだ加藤。その真剣勝負とも言える技を伝える。
語りは余貴美子。

 

文部科学省特別選定
キネマ旬報ベスト・テン文化映画第3位

 

DVD (2ヵ国語版)Bilingual (Japanese & English)

個人価格5,000円(税別) ライブラリー価格(団体使用権付)30,000円(税別)

¥5,000 for personal use; ¥30,000 for library or group use (tax not included)

 

16mmフィルム: 260,000円(税別)